試験のご紹介

級別内容・出題範囲

ビジネス会計検定試験は、1級から3級までの3つのレベルを設定しています。
※ 公式テキストの内容と、それを理解したうえでの応用力を問います。
※ 上位級は下位級の知識を前提とし、下位級のテキストの内容を含めています。

教育機関による模範解答集の配付 各種教育機関が試験問題、模範解答、解説を独自に公表・配付しています。学習・試験対策にお役立てください。
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基本財務諸表としての貸借対照表、損益計算書、およびキャッシュ・フロー計算書(いずれも個別)に記載されている項目と計算構造について学習します。その上で、企業が成長しているのか、債務等の支払い能力はどうか、もうける力はあるか、株価は利益に対して高いか低いか等、財務諸表分析の基本を学びます。

到達目標 会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。
出題範囲

1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識

  • 財務諸表とは
  • 貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方

2.財務諸表の基本的な分析

  • 基本分析
  • 成長率および伸び率の分析
  • 安全性の分析
  • キャッシュ・フロー情報の利用
  • 収益性の分析
  • 1株当たり分析
  • 1人当たり分析
問題形式・制限時間 マークシート方式:2時間
合格基準 100点満点で、70点以上の得点
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有価証券報告書の連結財務諸表に記載されている項目と計算構造について学習します。3級で学んだ事項に加えて、さらに多くの分析指標を学ぶとともに、近年重要性の高まっているキャッシュ・フローの分析、企業の採算性を探る損益分岐点分析等、応用的な領域についても学習します。

到達目標 企業の経営戦略や事業戦略を理解するため、財務諸表を分析する力を身につける。
出題範囲

1.財務諸表の構造や読み方、財務諸表を取り巻く諸法令に関する知識

  • 会計の意義と制度
  • 連結財務諸表の構造と読み方

2.財務諸表の応用的な分析

  • 基本分析
  • 連単倍率と規模倍率
  • 安全性の分析
  • 収益性の分析
  • キャッシュ・フローの分析
  • セグメント情報の分析
  • 損益分岐点分析
  • 株価等の分析
  • 1人当たり分析
問題形式・制限時間 マークシート方式:2時間
合格基準 100点満点で、70点以上の得点
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会計情報に関する総合的な知識として、投資関連の各種ディスクロージャーや財務諸表と計算書類の総合的な理解を深めます。特に財務諸表をより深く読み解くためにその構成要素のうち重要なものについて、会計基準の内容を理解し注記を含む補足情報の読み方について学習します。財務諸表分析は、より深く財務諸表を分析するための方法を学習します。また、概念フレームワーク、会計基準、内部統制やマネジメントにおける事業評価などにも活用できる企業価値分析の基本的な考え方や分析方法についてもビジネス会計の応用領域として学習します。

到達目標 企業の成長性や課題、経営方針・戦略などを理解・判断するため、財務諸表を含む会計情報を総合的かつ詳細に分析し企業評価できる力を身につける。
出題範囲

1.会計情報に関する総合的な知識

  • ディスクロージャー
    ディスクロージャーとは、会社法上のディスクロージャー、金融商品取引法上のディスクロージャー、証券取引所が求めるディスクロージャー、任意開示、ディスクロージャーの電子化
  • 財務諸表と計算書類
    財務諸表と計算書類の体系、連結損益計算書・連結包括利益計算書・連結貸借対照表・連結キャッシュ・フロー計算書、連結株主資本等変動計算書の内容
  • 財務諸表項目の要点
    金融商品、棚卸資産、固定資産と減損、繰延資産と研究開発費、引当金と退職給付、純資産、収益の認識、外貨換算、リース会計、税効果、会計方針の開示および会計上の変更等、連結財務諸表注記と連結附属明細表、セグメント情報、企業結合・事業分離
  • 財務諸表の作成原理
    概念フレームワーク、会計基準、内部統制

2.財務諸表を含む会計情報のより高度な分析

  • 財務諸表分析
    分析の視点と方法、収益性の分析、生産性の分析、安全性の分析、不確実性の分析、成長性の分析
  • 企業価値分析
    企業価値評価のフレームワーク、割引キャッシュ・フロー法による企業価値評価、資本コストの概念、エコノミック・プロフィット法による企業価値評価、乗数アプローチによる企業評価、これからの企業価値評価
問題形式・制限時間 マークシート方式および論述式:2時間30分
合格基準 200点満点で、論述式50点以上かつ全体で140点以上の得点
「準1級」認定制度

1級受験者のより幅広い活躍を支援するため、2015年度実施の第18回検定試験より、不合格者の得点上位者を1級合格に順じ「準1級」として認定します。

認定書は後日、発行(送付)します(成績票の試験結果は1級不合格となります)。
※第17回までの受験者には遡及しません。

~ 準1級認定基準 ~
不合格者のうち、120点以上得点した受験者

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