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日本会計研究学会会長 関西学院大学 商学部 教授 平松一夫さん
今、会計に関する関心が非常に高まっています。企業会計の目的は、企業がその時々の会計基準や諸法令に則って公正妥当な会計処理を行い、企業の経営実態を明らかにすることにより、株主・債権者や取引先などのステークホルダー(利害関係者)に必要かつ十分な情報提供を行うことにあります。つまり、公表された財務諸表を読み取り、経営実態を正しく把握した上で投資や取引などの重要な判断を下すために、会計情報を活用することが重視されているのです。とりわけ、最近の金融危機をきっかけに、銀行が貸付けを行うにあたっても、企業の担保力だけではなく財務内容を慎重にチェックする傾向が強くなっています。このように会計の重要性が増しているにもかかわらず、会計に対する知識や理解が十分に社会に浸透しているとは言えないのが実情です。近年、頻繁に会計基準の見直しが行われていますが、その理解・認識不足が引き起こす企業不祥事や法令違反が後を絶ちません。最悪の場合には長年かかって築き上げた信用を一瞬にして失いかねず、企業の存続そのものが危うくなるケースもあります。個々の企業の健全な発展のためにも、また社会全体の利益のためにも、正しい会計知識・スキルや的確な分析力を持つ人材の育成が喫緊の課題となっています。本検定試験を通して、ビジネスパーソンやこれから社会に出ようとする学生の皆さんをはじめ多くの方々が、会計に関する正しい知識・スキルや分析力を身につけていただくことを願ってやみません。
近畿日本鉄道株式会社 人事部長 影山豊さん
弊社では、総合職新入社員全員にビジネス会計検定試験の合格を課しています。入社早々から会計の基礎知識を身に付けることで、会社の財務状況を理解し、経営課題に敏感に反応できる人財へと成長していく一助となると考えています。ビジネス会計検定試験を推奨する理由として、簿記検定試験が財務諸表を作成するまでの試験であるのに対し、ビジネス会計検定試験は、財務諸表の数値を理解し、分析することによって実務で活用できる知識を養う試験であり、経理関係の仕事につく社員以外にも役立つ能力であるためです。実際に経理部以外に所属する社員から「取引先の財務諸表を確認する際に検定試験で得た知識が役立っている」という声も聞いています。財務諸表を作成するのは一部の人ですが、財務諸表から情報を読み取る能力は、現役のビジネスパーソンはもちろん就職活動を行う学生といった実に多くの方々に有益なものですので、みなさんに挑戦していただきたいと思います。
コクヨ株式会社 顧問 吉本悦章さん
近年、新聞やニュースなどで話題になる経済トピックは会計知識を前提としたものが多く、世の中の流れを理解するには必要不可欠です。例えば「売上が急減したため、固定費負担が重くなって赤字になった」ということを理解するためには財務諸表分析の知識が必要です。また、企業では経理部門以外にも財務諸表を読み、次に打つべき手を考えられる人材を必要としています。取引先や競合他社の財務内容を把握する営業や企画などです。従来は、会計知識を得るには、財務諸表の作成スキルである簿記の学習を行う必要がありました。しかし、簿記の学習は、専門的で難解な部分も多く、また財務諸表情報を利用するのみの場合には不要の知識もあるため、財務諸表を読みこなす知識の習得には苦労がありました。そこで簿記の知識をあまり必要とせず、財務諸表情報の利用に焦点をあてた「ビジネス会計検定試験」でこれらの知識の習得を目指して欲しいと願っています。
岡本満さん(物流業)
私は現在営業職として企業に勤務しておりますが、企業の倒産が相次ぐ昨今の厳しい経済情勢のなか、取引先の倒産リスク管理や与信管理の一層の必要性を感じておりました。貸倒れリスク回避のため新規営業ターゲットの取捨選択や既存顧客の支払いサイト短縮交渉を進める中、偶然「ビジネス会計検定」の存在を知りました。試験の趣旨や公式テキストの内容を検討したところ、財務諸表を通じて企業の経営分析を行う基本的な考え方や手法が系統的にわかりやすく網羅されていると感じ、私のような経営分析に興味のある会計初心者がチャレンジするには最適な検定試験と思い、まずは3級の受験を思い立ちました。学習が進むにつれ、日常生活では経済ニュースの理解が以前より深まり、仕事の面では企業の安全性や収益性に対する分析の視点が増えたため、顧客管理のうえでも一歩踏み込んだアプローチが出来るようになりました。経理部や財務部でご活躍されている方には勿論ですが営業職の方にも大いに役立つ検定資格だと思います。今後は2 級合格を目指すとともに、中小企業診断士試験の財務・会計科目の出題範囲にも対応していますので、さらなるスキルアップを目指したいと思います。
青森公立大学 経営経済学部 加藤瞳さん
大学で簿記・会計学を学ぶことによって、財務諸表の「作成能力」の重要性を知りました。しかし財務諸表の「作成能力」だけではなく、財務諸表の「読解力・分析力」を養うことも必要だということに気がつきました。その時、本学教授より大阪商工会議所主催の「ビジネス会計検定試験」を勧められ3級を受験して合格しました。現在さらに2級を勉強中ですが、2011年3月から行われる1級にも是非挑戦したいと思っています。大学のゼミナールで、自分の関心・興味のある企業の経営分析・財務分析の研究論文を作成しました。そこでビジネス会計検定試験で身に付けた財務諸表の読解力・分析力を活かすことができました。今後の卒業論文の作成や、就職活動での就職先企業の選択など様々な機会でも、検定試験で習得した財務諸表の「読解力・分析力」が大きな力になると思います。会計、経営、マーケティング等を学ぶ人に受験してほしい検定試験です。